調布の里山で
「田んぼの学校」
太陽の恵みに感謝
収穫祭ではとれた餅米でもちつき
野川で遊ぶまちづくりの会
ってなーに?
どんな活動をしているの?
田んぼの学校(お米作り)
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野川で遊ぶまちづくりの会
自然のやさしさに包まれて
私たちの会は、調布の野川、野川周辺、野川へつながる小川(湧水を源泉とする農業用水)等をフィールドにして、市民に呼掛けをして自然観察会、水遊び、水路清掃などを行い、そこに棲む生き物と接することにより、川のあり方を考え、人の生き方を考え、そこに川があることによるすてきでよりよい生活環境を取り戻し、あるいは創り出すことを目的に活動しています。
自然との共生を基本理念に、自分たちのまちを、自分たちで考え、自分たちでつくることが必要だと考え、まちづくりの会と名前をつけました。
川で泳ぐ子供達
4月、5月の水枯れがうそのような水量の9月の暑い日、野川のいこいの水辺で服をきたままで泳ぐ子供達に出会いました。きれいな水がたっぷりと流れていて、子供ならずとも入って泳ぎたくなるような、それこそみずみずしい川でした。子供達は、そのうちに護岸に使われている岩の上から飛び込みを始めました。おおはしゃぎです。こんなに楽しそうに遊ぶ子供の顔を見ることはあまりありません。一瞬、テレビでよく見る郡上八幡の長良川で巨大な岩や、橋の上から飛び込みをする子供達の映像が目に浮かびました。こんなふうに川で遊べたらどんなに楽しいだろうといつも思っていました。まさにその様子が目の前にありました。子供が思いのままに遊び、ひとりが飛び込みを始めたら、みんなもまねを始めて、つぎつぎと飛び込みました。
このような光景がこの川からもうじきになくなってしまうのが、にわかには信じられません。
水辺の豊かな自然
春のたねまきから始まった私たちのささやかな田んぼで、冷夏にもめげずに穂が垂れるようになった9月の日曜日、すずめに大事な米を食べられないように、子供たちといっしょに案山子(かかし)を作りました。案山子に着せた服は、いかにも都会の案山子らしく、背広でした。そんな案山子作りの合間に、田んぼのわきを流れる用水路で、子供たちが貝を見つけました。モノアラガイ、カワニナ、そしてシジミ?でした。この用水路でこれまで(1993年当時)2回、生き物調査をしましたが、シジミを見つけたのは初めてでした。湧き水がまさに命の泉であることにあらためて感激しました。シジミはいつからここに棲むようになったのでしょうか。かつて、この近くにサワガニがいて、いまでもカニ山とその名が残っていますが、ひょっとして、どこかにまだ生きているのではないかと胸が騒ぎます。ここは、調布でも貴重な自然が多く残る佐須の用水路です。この用水路の湧き水も、4月にはほとんど枯れそうになった。この生き物の豊かなわき水の小川もやがてなくなるのが都会の宿命なのでしょうか。
市民田んぼ
昨年の暮れだった。田んぼをやりたいねと誰かが言いました。じゃーなんとかしてみようかと誰かが答えました。が、世間はそんなに甘くはありません。いろんなルートから田んぼを作っている農家にアタックしましたが、返事はノーです。田んぼへの思いいれが伝わってきます。農家の立場になってみれば当然のことでしょう。素性の知れない素人にお米作りなどやらせてもらえるわけがありません。ほとんどあきらめていた、4月の自然観察会、清掃のために借りたリヤカーを返しに行って何気なく田んぼを探していることを話したら、そこでお米作りができることになり、話はあれよあれよという間に決まり、素人のお米作りが始まりました。都会の中で田んぼを残す意味があるのでしょうか。どこもそうであるように都会の中にある調布の田んぼもなくなる運命にあるのでしょうか。
自然のやさしさに包まれて
私達は、自然のやさしさに包まれて、すてきにくらしたい。疲れた体を、そして心をいやしてくれるそんな自然に抱かれてくらしたい。日一日と開発の進む調布にあってそのようなぜいたくができるのでしょうか。私達は、そんなまちを市民の皆さまといっしょに夢みて、具体的にまちづくりの試案を提言したいと考えています。
私達の提言をたたき台にして、市民の皆さまと共にまちのあるべき姿を考えていきたいと思います。
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野川で遊ぶまちづくりの会 規約
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田んぼの学校(お米作り)活動記録
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主な活動記録
1991年2月 本会結成
佐須の用水路で清掃と自然観察会(毎年4月開催)
親子で生け捕り作戦(野川で生き物調査)
ドングリ、きのこ探検隊(カニ山で植物調査)
チョウとトンボの写真展
親子炭焼きキャンプ(カニ山)
野川に春の草花をたずねて(植物調査)
田んぼの学校(1993年より毎年)
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連絡先
「野川で遊ぶまちづくりの会」
代表 尾辻 義和
TEL/FAX 042−487−4385
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